2009年02月05日
ディフェンシブにプラスアルファで守りを固めつつ次を待つ局面
前回のエントリーでは金融危機でLiborがおかしな事になっていて、債券市場は大混乱、マイナス金利までなっているって事を考えた。で、これはいずれ落ち着いてきて、マイナス金利なんてバカげたものは無くなるし、Libor関連も徐々にこなれ、そしてやがては高格付社債のスプレッドも収まるという流れを考えた。
現在、Libor関連がまともになるまで状況は改善した。しかしながら、高格付社債のスプレッドは相変わらず大きい。
でも、バカみたいに売られたPTYやLQDは予想通り元に戻りつつある。PTYなんか底値から倍に届こうかというところまで回復しました。PTYなんかは途中、配当停止直前まで株価が下げて冷や冷やする場面もありましたけど。
S&P500指数は10月の数字からは遥か下にあるわけで、10月水準を大きく上回っているPTYやLQDは大成功と言えませんか?
それでもPTYの利回りは12%、LQDの利回りは6%。まだまだ高利回りであることには間違いなし。でも、ここからの上昇は、高格付社債のスプレッドが縮まらないことには難しいと思う。12%をとり続けたって全然悪くないけどね。
で、ここからだけれど、これだけの不景気の中で出来ることは限られてくると思うんです。
あくまでディフェンシブを前提にプラスアルファがある銘柄に絞り込むべき。
ディフェンシブなセクターはやっぱり食品や医薬品、教育、小売りの一角、強いストック型の企業、なんかですね。プラスアルファは、高配当、現金価値以下に売られている、財務が超優良、出来高が十分ある、などなどですか。今のマーケットでは特に配当は重要だと思う。
そういう姿勢で守りの投資を続けながら、よーく目を凝らして次の相場の種を探すべき局面ですね。
1月初旬みたいにちょっと相場が良くなると乗り遅れたか?なんて心配する人も多いかも知れませんけど、そんな心配は絶対にいらない。まだまだ相場はジグザグしながら厳しいことに変わりなし。焦る必要なんてありませんよ。
話は変りますけれど、このブログは移転しました。した、という過去形は間違いでも何でもなく、既に移転しています。昨年の9月ぐらいに移転。そちらでは毎日毎日エントリー書いています。
何せ、このブログは使いづらい。画像を入れるのも一苦労だし、リンク張るのさえ面倒だし、書く気を失わせるというか何というか・・・。
そういうわけで、このブログはこれでおしまいにしようと思います。まあ、特にこのブログを定期的に訪れている人なんていないでしょうから、どうでもいいですけどね。あくまで自分用のメモなわけだし。
2009年02月05日 | comment (1) | category: 投資の視点
2008年10月07日
Credit Crunchがほぐれるのが先
Credit Crunchを日本語では信用収縮としているけど、Credit Crunchとは何というか語感が違う。テクニカルな意味で違う、ということじゃなくて、自分にとって響きが違うという意味ですけどね。Credit Crunchの方がずっと今の状況にしっくりくる。クレジットがクランチしているわけですね。そのまま。。。
まあ、そんなことはどうでも良いのだけれど、信用収縮が酷い。
まずはLibor。Liborは通常であればFFレートとほぼ同じ。現状、FFレート+200ベーシスポイント。これは尋常じゃない数字です。
少し振り返ってみると、2007年の夏にサブプライム問題が出てくるまで、FFレートは5.25%で、Liborも同様。あれ、サブプライムってやばいんじゃないの?という雰囲気が出てきて、FFレートが引き下げられる前にLiborがぴょこんと跳ねた。
2007年の夏の終わりからFFレートがぐんぐん引き下げられて、それを追うようにLiborも下げてきた。でも、下げ方はFFレートのように規則的じゃなくて、何が問題が噴出するたびに上昇しましたね。だから、結構ジグザグじながら下げてきたわけです。
2008年春に利下げが終わると、Liborは2.5%〜2.75%ぐらいで安定していた。そして今、Liborはぐんぐん上がって4%近い。FFレートとのスプレッドはかつてない程広がっています。
次に債券。およそサブプライムとは関係のない会社まで社債の発行ができなくなっています。電力会社とか機械関連とか。A格付の会社でも信用してもらえない。社債じゃなくて、コマーシャルペーパーさえも発行できなくなって、資金繰りがおかしくなっている。優良企業でも普段の資金調達ができなくなっている。
3ヶ月もののUS Tresuries(だったと思う。そうでなければ似たもので、政府保証の短期債券の何か。)の利回りが一時マイナスに突入。マイナスですよ、マイナス。それを買ったら利息は払わないといけない。そこまでして安全なものが欲しいってことですね。
国債かファニーメイ、フレディマックの債券以外は全部価格が暴落。トリプルAとか関係ないんです。3つ以外は全部ダメ。
まさにCredit Crunchで普通ではない状況なわけだけど、考えるべきはこれがいつまで続くのか?という事だと思うんです。いつまで続くか分からないけど、ずっとは続かない。
株価は連日派手な動きをするので、気になるのは株価ばかり。でも、このクレジット・マーケットの方が実は今の段階では重要なんですね。
今は一番上の国債・国債同等の債券だけがOK。次は高格付の債券、その次は投資適格級の債券。そこまではいずれクレジット・マーケットがほぐれるはずなんじゃないか?それからようやく株式マーケット。
だから、今買うのであれば、投資適格級の債券ファンドじゃないかと思う。
PIMCO Corporate Opportunity Fund (PTY)
iShares iBoxx $ Invest Grade Corp Bond (LQD)
どちらも高格付の債券を組み入れたファンド。この下げ方はデータが間違っているんじゃないかと思うぐらいです。もちろん、どちらのファンドも金融関連企業の債券を保有している。でもね、金融機関が全部潰れて社債がデフォルトし、他の投資適格級の企業もバタバタと倒産してデフォルトしないと今みたいな値段にはならないんじゃないですか?
マーケットは真剣にそういう状況を織り込んでいるのだろうか?え、今日はこの会社が倒産!次の日も、ええ!この会社も倒産!!そして次の日も、えええ!この会社も倒産!?そうなるって事を本当に信じた価格だと思うんです。
確かにこれからは、金融危機は実体経済に影響を与えて、不景気が重くのしかかる。だから多少は譲歩して、デフォルトする企業も出てくるとしましょう。けどね、今の価格は不景気なんてものじゃなくて、不景気の不景気の不景気の不景気の連鎖倒産の嵐ぐらいです。
結局、不景気+Credit Crunchで今の価格なわけであって、半分以上がCredit Crunchじゃないですか?
Credit Crunchがほぐれればその分はファンド価格の上昇につながる。残りの不景気の少し倒産分は相変わらず残っていくけど。PTYは利回り14.5%、LQDは5.5%。それを取りながら、Credit Crunchがほぐれた時は十分リターンが取れると思うんです。
うーん、何か考え方が全然間違っているのだろうか?
2008年10月07日 | comment (0) | category: FX・債券・オプション等
2008年09月26日
プロデュースが倒産しました
つい先日、粉飾決算の疑いで強制捜査を受けたプロデュースだけれど、あっけなく倒産となりました。1週間での倒産はスピード倒産といえます。ビジネスの流れが速い世の中とはいえ、あまりに素早い倒産です。持ち株は紙くずとなってしまって悔しさがつのります。
粉飾の張本人である社長はどこに行ったのでしょうか?
もちろん損したのが一番悔しいのだけれど、たくさんの人の資金を粉飾という詐欺行為で奪った人間が、それほど罪に問われることもなく過ぎていくのは本当に馬鹿げていると思う。投資家だけではなく、取引先を含め、ものすごい迷惑をかけ、損をさせているんです。
アメリカだったらすぐに裁判になって、終身刑ぐらい簡単に言い渡されるんじゃないでしょうか。それぐらいでないと、いつまで経ってもえげつない上場企業がなくならないよね。
2008年09月26日 | comment (0) | category: 日本株
2008年09月25日
バフェットがゴールドマンに投資するからには
ウォーレン・バフェットがゴールドマンサックスに投資します。バフェットの投資を真似することはないけれど、少なくともバフェットの反対をしようとは思いません。つまり、金融システムの大混乱はこのあたりが底だろうと思うのです。
まずはバフェットがゴールドマンに投資する理由や、バフェットが考える今のマーケットの状況をこちらで確認。
バフェットのCNBC出演画像 その1
バフェットのCNBC出演画像 その2
バフェットのCNBC出演画像 その3
もちろん英語なので、理解できる人は残念ながら少ないかもしれない。せっかくなので、いくつかポイントだけ。
バフェットの考えでは、70兆円の政府救済案が発表されたことを踏まえて、マーケットは先週(2008年9月15日の週)のような状況をこらえられない、と言っています。つまり、先週が言ってみれば陰の極であって、そこで政府からの救済策がなければマーケットはブッ壊れていたということ。
バフェットは、70兆円の救済策は実行されると考えていて、もしそうでなければゴールドマンへの投資を決めない、と。自分が70兆円持ってれば買いますよ、と。
で、面白いと思ったのは、税金を70兆円も投入して国民負担はけしからん、という反対意見に対して、それは負担じゃなくて最後にはリターンがもたらされる、と暗に言っています。ズバリそういう言葉は使わないけれど、そうほのめかしている。
この意見と同じなのが世界最大の債券投資家ビル・グロス。個人的に真摯に耳を傾ける大投資家はバフェットとこのグロス。
70兆円は国民にリターンをもたらすのはグロスの考えでも同じ。かなり大ざっぱな試算として具体的な数字をあげています。
100の資産が今のマーケットでは平均で65。保守的に見積もってイールドは10〜15%。政府のファイナンスは3〜5%なので、7〜10%ぐらいはリターンが取れる、という試算です。
どこが底かをピンポイントで当てられないけれど、当たらずとも遠からずな状況であることは間違いないと思う。
2008年09月25日 | comment (0) | category: 投資の視点
2008年09月20日
プロデュースが粉飾決算で強制捜査
プロデュースが粉飾決算の疑いで強制調査を受けました。
この会社の株を持っているので、悔しい思いでいっぱいです。週明けはストップ安確実だろうし、数日は良くて比例配分でストップ安の連続だと思う。
この株を買うにあたり、実は「大丈夫かな」という思いはあったのです。けれど、それ以上に可能性の方が大きいと判断しました。その両方を振り返り、今後の糧としたい思う。
まず、財務諸表を見て心配だったのは、営業キャッシュフローの大幅マイナス。受注の急増で、作ってはドンドン売ることを優先し、売掛債務が増えている証拠でした。07年6月期まではそれほどヒドイ数字では無かったけれど、08年6月期の営業CFのマイナスと売掛金の増加はものすごい。
さらに、会計監査法人は隆盛です。隆盛の危うさは監査をしている企業も見ればわかる。
監査をしている企業
7シーズTW、ネクストジャパン、セブンシーズ、セラーテム、イーター電機、ヤマノホールディング、堀田丸正、丸和
臭くてプンプンしている企業があるよね。
過去4年間の売上高、売掛金、営業CFの推移
売上高 31億(05年) → 59億(06) → 97億(07) → 164億(08)
売掛金 7.4億(05年) → 14(06) → 17(07) → 57億(08)
営業CF -1.4億(05年) → -8.6億(06) → -9.4億(07) → -24億(08)
前年比伸び率
売上高 +90%(06年) → +64%(07) → +69%(08) → +22%(09年計画)
売掛金 +89%(06年) → +21%(07) → 3.3倍(08)
営業CF 6.1倍(06年) → +9%(07) → 2.6倍(08)
売上の増加に見合わない売掛金の増加が何を意味するか、今さら説明するまでもありません。
08年の決算短信を見たときに、「あれ、これは大丈夫かな。危ないかも。」って思ったんです。だけど、説明会映像で社長が説明するのを聞いて、「まあ、そんなものかな。」とも思ってしまったのです。受注の急増に対応するためにはどうしてもこうなる、って説明ですね、乱暴に言ってしまえば。
で、今期は回収サイクルを短くしたり、前受金を増やしたり、買掛金の支払サイクルを伸ばしたり、さらには出荷数量よりも利益率を大事にしていく、と。これで売掛金を減らし、営業CFを改善するという説明。
もっともな説明なんだけれど、こういう説明を盲目的に信じてはいけないことは今までの経験上知っています。じゃあ、なぜ今回は敢えて信じてしまったのか?
それは、受注残の伸び、業績の伸びという成長性に目が眩んでしまったからなのです。
受注・受注残の状況
受注高 86億(06年) → 129億(07) → 226億(08)
受注残 34億(06年) → 66億(07) → 128億(08)
前期比伸び率
受注高 +50%(07年) → +75%(08)
受注残 +94%(07年) → +94%(08)
この受注・受注残の伸びを見せつけられて、売掛金や営業CFの危険さに目をつむってしまっった。ついでにEPSの伸びも魅力的なのです。
+38%(05年) → 3倍(06) → 73%(07) → 45%(08) → 30%(09年計画)
さらには株主資本も60%以上と厚く安心感があります。
ビジネスの内容を見れば、太陽光発電向けの装置が急速に伸びているし、新技術の装置も絶好調です。特に、太陽光発電装置は今のような相場で数少ないテーマ・人気になりやすいキーワードでした。
こういう良い面がいろいろあったがために、粉飾決算の基本中の基本、売掛金の急増と営業CFの大幅マイナスを無視してしまったんですね。それに、そういう危なさは、必ずしも粉飾決算の証拠ではないし、それが通常のビジネスプロセスの会社もあるわけで、プロデュースはそういう会社だと考えたんですね。
もちろんまだ粉飾の内容が明らかになったわけではないし、粉飾は全然別のところにあるのかもしれない。もっと軽い粉飾かもしれないし、組織ぐるみではなく経理部長とかの個人的な問題かもしれない。(強制捜査に入られて、そんなに軽いって事はないだろうけどね。)
だけど、そんなことはどうでもいいんです。問題なのは、危険な兆候があったのに、欲豚になってしまった自分なんです。
一番損するのはマーケットが暴落するからじゃない。欲豚の自分がブヒブヒ鼻を鳴らすからなのです。
2008年09月20日 | comment (2) | category: 日本株
2008年09月18日
調剤薬局は全部ダメなのか?
日本調剤が下方修正を発表しました。かなり大きな下方修正なんだけれど、これをどう考えればよいのか?特に、投資先であるアインファーマシーズも大丈夫なんだろうかという気持ちになります。
まず、日本調剤が説明する理由は、薬価改定・調剤報酬改定の影響が収益を圧迫、医薬品製造販売事業がいまいち伸びない、というもの。
薬価や調剤報酬の改定は今になって分かったことではなくて、もうずっと前から分かっていたこと。その影響がどうのこうの、というのはちょっと言い訳にしか聞こえません。実際、アインファーマシーズの調剤事業は好調だし、他の中小調剤チェーンの業績もほぼ順調です。
だから、日本調剤の調剤事業は実はそれなりに好調ではないかと思うのです。調剤薬局には他店にないヒット商品があったり大売り出しでお客を集めたりという、小売業にあるような同業他社とのマーケティング戦略みたいなものはありません。強いてあげれば立地が決め手になるけれど、今さら日本調剤がそんな基本的なところで躓くとは思えません。
利益の大幅下方修正はジェネリック薬製造販売事業から来ているはずです。
ちょっと前期の事業別利益を思い出したい。調剤事業は営業利益55億で利益率7%以上だったんです。ジェネリック製造は営業損失が10億でした。7億の売上で10億の損失だから、まさに赤字の垂れ流し。
今期の計画としては、このジェネリック製造部門が大きく売上を伸ばし、黒字化するということだったんです。それだけで営利は+10億と大きい。
結局、その計画がうまく行かなくて、今回の下方修正につながったと思う。
そもそも、ジェネリック薬品の製造事業は魅力がないよね。新薬開発と違って研究開発の力が試されるわけではなくて、誰でも作ることができる設備産業なのです。
既にジェネリック薬品を作っている大手はあるのだし、そういう企業と戦ってもうまみはないのです。
今回の日本調剤の下方修正は、調剤薬局全体ではなくて、日本調剤個別の問題と言うことです。アインファーマシーズは大丈夫。
2008年09月18日 | comment (1) | category: 日本株
2008年09月07日
畜産銘柄は難しい
前のエントリーで、トウモロコシを料理するには飼料銘柄が期待できると書きました。一連の穀物の流れで飼料の次に来るのは、鶏、豚、牛の畜産物です。
日本にはそういう畜産物をダイレクトにプレイできる銘柄は無いので、プレイしたければアメリカ株になります。具体的には、鶏肉のPilgrim's Pride(PPC)、Sanderson Farms(SAFM)、肉全般のTyson Foods(TSN)、豚肉のSmithfield Foods(SFD)などです。
畜産に使われるメインはコーンなので、コーン価格の値下がりは畜産業にとってプラスです。ただ、コーンと畜産業の間には飼料会社があるので、まずは飼料会社の利益が改善し、それから利益が畜産までジワジワと浸透するのだと思う。だって、飼料会社はコーンの値上がりをまだまだ飼料価格に転嫁しきれていないわけで、原料のコーン価格が下がったといってすぐに飼料を安く売るわけではないからです。
難しいのは、畜産物というのは実はコモディティである事なんです。
スタートのコーンがコモディティで、出口の畜産物もコモディティという、なんともやりにくい位置にあるのがアメリカの畜産銘柄という感じです。もちろん、日本でも状況は同じで、畜産物は需給によるコモディティですが、アメリカの方がもっとコモディティ色が強いと思う。
数字的・統計的な裏付けがあるわけではないけど、生活実感としてアメリカの鶏肉や豚肉、牛肉の価格は、日本のそれらの価格よりずっと激しく変動すると感じます。
そういう理由で、畜産銘柄の業績は激しく上下します。今年はものすごい利益が出ていて来期も相当業績が良さそうだ、なんて思っていると、下方修正の嵐であっという間に大赤字なんてことが結構あるんです。
やっかいなのは、こういうブレは、経営者でさえも予測するのが難しい点だと思う。
例えば、以前Sanderson Farms(SAFM)のカンファレンスコールで社長が言っていたことがあります。その時は、鶏肉相場がとても弱くて、利益が全然出ない時期でした。にも関わらず、Sanderson Farms(SAFM)は工場新設で鶏肉のキャパシティを増やす計画でした。
アナリストが「なぜこんなに相場が弱いのに工場新設するのか?鶏肉相場はいつ改善すると考えているのか?」と質問すると、社長は「さあ、いつ相場が改善するのか全然分からない。キャパシティの増加はできるときにする。過去ずっとそうだったように。」と回答したんです。
なるほどね、畜産銘柄が難しいのがよく分かる返事じゃないですか。
今現在、畜産銘柄の業績はボロボロです。業績ほど株価が下がらないのは、業績が下向くのも早いけど上向くのも早い証拠だと思う。つまり、やがて業績が回復しても株価はそれほど反応しないと言うことです。
やっぱりとりあえずは肉料理ではなくてトウモロコシ料理を直に楽しんだ方が良いと思う。
2008年09月07日 | comment (1) | category: 投資の視点
2008年08月31日
最後にトウモロコシを料理してみる
10年や20年という長期スパンは別として、コモディティの価格はとりあえずピークを打ちました。

赤:小麦 黄:トウモロコシ 青:原油 オレンジ:金
小麦が一足先にピークアウトし続いてコーンと原油、それから以外と暴騰しなかった金という順番です。
先物をやってないと投資できないような気がするかもしれないけれど、株価として反応する銘柄は結構あります。
農産物の流れをざっくり分けると、生産者→穀物商社→食品原料メーカー→食品会社→卸・小売り→消費者、になります。
ここまでのコモディティ高では上流に近い人ほど儲かっていました。生産者である農家はウハウハだったし、それを相手に商売する肥料メーカー(PotashやMosaicなど)や農業機械メーカー(DeereやCNH Global)の儲けもすごかった。穀物商社(BungeやArcher-Daniels-Midland)もずいぶん好業績でした。
上流ほどコモディティ価格の上昇の影響をもろに享受できるからですね。
逆に、それと同じだけ値上げができない下流に近い人ほどマージンが圧迫されました。スーパーに買物に行けば、毎日毎日新しい値上げの発見があったよね。
じゃあコモディティ価格がピークアウトした今、どこに位置する人が恩恵を被るのか考えてみる必要があると思うんです。というか、今考えていたんでは遅いんだけどね。
例えば小麦メーカーを見てみれば、小麦価格の下落がはっきりした頃からぐんぐん値を上げてきています。

日清製粉の1年チャート
同様に小麦を使う企業の製パン会社も上昇です。

山崎パンの1年チャート
これは小麦に限ったことではなくて、大豆を使う油メーカー(日清オイリオなど)でも同じです。
原油に関してはほぼ全てのメーカーが原油価格の影響を受け、一口で言うのは無理があるけれど、例えば原油を大量に必要とする製紙メーカー(王子製紙など)はずいぶん値を飛ばしています。
最後に、コーンなんだけれど、今からであればここにチャンスがあるのではないかと思う。例えば、コーンの大きな需要先は飼料業界だけれど、飼料銘柄は驚くほど上がっていません。

日本農産工業1年チャート
6月に他の銘柄同様、いったんは上昇し始めたけれど、その後の下方修正で株価はずいぶん下げました。5月にピークアウトするかに見えたトウモロコシ価格が6月に入って急騰したのも急落の原因の一つだと思う。これは農産工だけでなく、協同飼料とか中部飼料でも同様です。
ここがコーンでは絶好の飼い葉ではないかと思うのです。
コーン価格の上昇に追いついていない飼料価格の値上げは、いずれは浸透します。業績の重しになっている安定基金への拠出金も落ち着くはずです。他の食物と同じで、需要がガクンと落ち込むこともない。(前年度は確か総需要が少し減るという、あまり見られない減少があったと記憶していますが。)
結局、業績は改善するし、カタリストあるし、小麦、大豆、そしてコーンという循環の面からも期待できる。飼料って言うなんだかつまらない聞こえを補っても余る期待だと思うのです。
小麦と大豆を料理できなかった人は、最後にトウモロコシのレシピを考えてみる価値はあると思う。以外とおいしいかもね。
2008年08月31日 | comment (0) | category: 投資の視点
2008年08月27日
ロシアの横暴と新エネルギー相場
グルジアを巡ってロシアと欧米の対立が激しいです。冷戦後、ずっと大人しかったロシアがドンドン無謀とも思える行動を取っているのはなぜか?って考えることは、株式投資にも重要だと思う。
ズバリ、お金持ちになったから。
原油などの資源が高騰して、資源国のロシアはマネーで溢れかえっているんです。ロシアに限らず資源国は儲かって仕方がない。こういう儲けで無茶を言っているのはロシアだけではなくて、ベネズエラなんかも同じです。
だけど、原油価格も下がってきたし、ロシアも弱気になるんじゃない?なんて考えは通らないと思う。
ヨーロッパは石油やガスの多くをロシアに頼っていて、もしロシアからのパイプラインにそういうエネルギーが流れなくなったらどうなるか、火を見るより明らかです。ロシアがもうエネルギーは売ってあげないよって言えばおしまいだよね。
結局、エネルギー保障は大問題なんです。例え供給が脅かされるという行き過ぎな状況が無いとしても、エネルギー価格が上がればどうにもならないって言うのをここ数年で嫌と言うほど経験してきました。エネルギー価格が下がっても、こういう状況をけろっと忘れてしまうなんて無いと思う。
だから、エネルギーは息の長いテーマになると思うのです。
直球勝負では太陽光発電やエタノールなどの代替エネルギー。関連としては、使うエネルギーが全然少ない新しい生産技術なんかもあります。
足元の株価を見ると、太陽光発電の企業もエタノールの企業もイマイチ元気がありません。でもだからといって気にしないってわけには行かない。そういう株はこれから何度も相場になるだろうし、新しいエネルギーの関連相場も出てくるはずです。
儲けるチャンスは何度も来るよね。虎視眈々と狙っていきたいと思う。
2008年08月27日 | comment (0) | category: 投資の視点
2008年07月22日
アメックス2Q決算と消費関連株
アメリカン・エクスプレス(AXP)の2Q決算が発表されました。
2Q単独ではEPSが前期比-36%でアナリスト予想に比べても-38%の結果でした。$600Mの引き当てと$136Mの減損です。純利が$653Mなので巨大さが分かります。売上は+8%の微増です。
セグメント別では、アメリカでのカード部門の利益は前2Qの$580Mからたったの$21Mに激減です。売上は+1%の増加なので、貸し倒れや減損が大きいことが分かります。貸し倒れ率は前2Qの2.9%→今1Qの4.3%→今2Qの5.3%とぐんぐん上昇中です。
一方、アメリカ以外のカード部門では売上+20%、利益-2%です。利益が伸びていないのはマーケティングやプロモーションなどにお金を使ったためで、アメリカ部門のように貸し倒れや減損が原因ではありません。
その他の部門は好調です。
ということで、結局、アメリカのカードが足を引っ張っていて、アメリカの消費は厳しいことが分かると思う。特にアメックスの場合は主要な顧客が裕福な人達なので、アメリカの消費減退は富裕層まで広がっているのが分かります。
正確には、売上が増えているので消費は減退していません。だけど、踏み倒す人がどんどん増えている。今までホームエクイティーなんかを使って消費に回していたけど、それが出来なくなってカードで買い物し、結局は払えなくなってしまっているという流れ。
今までずっとじゃぶじゃぶお金使ってきて、そういう麻薬は簡単にやめられないって事だよね。まあ、もちろん、せっぱ詰まった支払をカードでして、それが返せなくなったという事情もあると思う。
投資戦略としては、アメリカの消費関連株、金融株はまだ手出し無用ということです。
敢えて投資するのであれば、ウォルマートとかコスコとか、低価格・ヴァリューを専門にする一握りの株だけだと思う。
ボトムを拾って大儲けしたいなんて企むと大火傷します。
2008年07月22日 | comment (0) | category: アメリカ株
2008年07月07日
重要事項を全部開示して欲しい
アーバンコーポレイションのストップ安の原因は、房園社長の持ち株が大量売却されたためというプレスリリースが出ています。
http://www.urban.co.jp/pdf_copy.php?year=2008&file_name=NewsRelease_000855.pdf
出来高は9100万株で、そのうち2800万株が持ち株売却、差し引き6300万株がそれ以外。6300万株という数字だけでもアーバンの出来高としてはものすごい量です。2800万株の大量売が出て、疑心暗鬼な投資家があわてて一斉に売却に走り、出来高が急増したという流れ。不動産会社の信用不安の噂がある、みたいなニュースが追い打ちをかけた感じです。
社長の株を担保として取っていた金融機関は損する前に売るのだろうから、担保価値は1株180円ぐらいなのでしょうか。仮に180円だとすれば50億円の融資を受けていたって事になるのだと思う。それとも、もっと融資していて不良債権になってしまったが為に売ったのかもしれません。
いずれにせよ、こういう理由で株が売られることがあるのです。
以前よく問題になったのは、MSCBを発行し、引受先が転換価格の下方修正を狙って空売りし、大株主が空売り用の株を貸し出すという姿勢です。その時は、なるほどそんな理由で株が売られることがあるのだと思ったわけだけど、今回もまた同じ感覚を覚えます。
まあ、MSCBに関しては貸し出す方も分かってやってるという極悪非道さがありますが、今回のアーバンに関しては、社長もまさかここまで株価が下落するとは夢にも思っていなかったに違いないと思うんです。そういう意味で投資家を欺く行為とはちょっと違うかもしれません。
一番気に入らないのは、そういう事実がどこにも開示されていないことだよね。
そんな重要事実は有価証券報告書に記載されるべきだと思う。ディスクロージャーの不十分さには本当に泣かされるよね。アメリカなら訴訟間違いなしです。
ビジネスの競争上開示できない重要事項って当然あると思うけど、そうじゃない重要事項は投資家に全部はっきりと開示するルールが早く整って欲しいと思う。
2008年07月07日 | comment (0) | category: 投資の視点
2008年07月04日
不動産流動化銘柄は倒産価格です
不動産流動化の会社は全部潰れそうな株価を付けています。流動化に限らず不動産関連はどこも株価下落がものすごい。現実、未上場の宅建業者やマンデベが倒産するニュースは結構伝わってきているし、スルガコーポは反社会関連だったけど潰れました。
資金繰りに行き詰まれば倒産するのは間違いないのだけれど、本当に株価が暗示するようにどの会社も潰れてしまうのだろうか。全部倒産してしまうのではなくて、投資家はどこが資金ショートしてしまうか分からないので、全部一斉に売っているわけです。
通常、会社が潰れそうなときは株価が下落するのに加えて、もう一つ大切な指標があると思う。社債価格ですね。
ただ、日本は債券市場が全然発達していないので、まともな価格付けがされないと思う。とは言うものの、一応どんな感じが見てみたいです。
ゼファーの社債利回りは56%、アーバンが30%、パシフィックが29%、日本エスコン17%、ジョイント15%、日本総合地所13%、住友不動産と三菱地所、東京建物が3%以下。
ゼファー、アーバン、パシフィックあたりは倒産価格といえると思う。もちろん残存期間によって同じ会社の社債でも利回りはいろいろなので注意が必要なのは言うまでもないけど、ざっくり言えば倒産しそうなぐらい高利回りということ。
小粒な流動化企業は社債を発行していないので利回りは分からないけれど、もし発行されていれば多分50%以上なんじゃないか。
ゼファーは子会社化したばかりの小さな不動産屋が倒産して、そんな会社さえも支援できない財務体質が危ないと思われている。アーバンは社債格付が下げられた。社債は関係ないけど大きなファイナンスでEPSは相当希薄化する。パシフィックはなんだろう?
いずれにしても、本当に倒産するんだろうか?今の資金繰りは一体どこまで厳しいんだろう?
倒産しないのであれば今の株価は買ってもいい水準ではないかと思う。1単元の金額も小さいので買い増しも簡単です。個人的にはファイナンスがあったアーバンを買っています。間もなく潰れる会社に投資するほどBNPパリバはダメな会社だとも思えないしね。
2008年07月04日 | comment (0) | category: 不動産流動化銘柄
2008年06月26日
決済サービス会社は怪しいのが多い
決済はこの世の中から無くならないし、現金決済からカードやネット、携帯、プリペイド、コンビニなどなど、決済の種類は増えるばかりです。毎日毎日、何百万件か何千万件か見当も付かないけれど、そういう決済がびゅんびゅん世の中を飛び回っているわけです。
だから決済サービスを提供する会社が上場してくるのは当然だし、業績が伸びそうなのも分かります。
そういう思いで決済サービスを提供する企業をちょっと見たのだけれど、どうしてこんなに怪しそうな会社ばかりなのでしょうか。
もちろん、怪しい香りは香りだけで終わることも多いのだけれど、いつどこで爆発するのかわからないのが恐いのです。だから、基本的には何か確信が持てたり、博打として割り切ったりしない限り、投資しないスタンスに決めているんですね。
5つの決済サービス会社は、2428ウェルネット、2448イーコンテクスト、3623ビリングシステム、3749SBIベリトランス、3769GMOペイメントゲートウェイです。
ビリングシステムは最近のIPOで、今期は60%の増収、100%の増益の予想で、EPSも60%増と絶好調です。PERは見かけ15倍だけれど、実質的には30倍ぐらい。PEGは0.5倍です。まあ、決して割安さはないけれど、高成長だから30倍ぐらいは許せる範囲かもしれません。一方で、今のマーケットだと新興市場の小型株で高PERはつらいものがあります。
大株主にSFCGがいるのはとてもマイナスです。ちなみに、SFCGはIPO後に株が高かった5月頃に持ち株の3分の1を処分しています。基本的に、怪しい会社が株主というのは避けたいよね。だけど、主幹事が野村だし、監査法人はトーマツということで大丈夫なのかなあ、と思うかもしれません。
決定的なのは、最大の売掛先がTZONE系列のマイダスキャピタルで、さらには最大の買掛先が上場廃止になったアスキーソリューションズなこと。なんとも嬉しくありません。
SBIベリトランスはSBIホールディングスの子会社なので、もうその段階でアラームが鳴ります。そして主幹事がHS証券というところで完全にノックアウトされるよね。
売掛先は一番がゲームオンで二番がデジタルメディアマート。ゲームオンは何かと良くない話題が絶えないゲーム会社だし、デジタルメディアマートはアダルトビデオ販売の会社です。もちろん、アダルトビデオを売っている会社が怪しいと決めつけるのは間違っているけれど、用心して損はしないのが世の常だと思うのです。
ウェルネットは一高たかはしの子会社です。他の決済サービス企業と比べて売上高が一桁違いますけど、「PINオンライン販売売上高」という手数料ビジネスを、仕入販売ビジネスとして扱っているため170億円も売上がかさ上げされていると言えます。もちろん、会計的には間違っていないと主張されそうですが、監査をしているのは創研合同です。
仕入先はグレートインフォメーションで、この会社も怪しい話題が聞こえてくる会社ですね。
イーコンテクストの最大顧客はビットキャッシュで、ビットキャッシュはライブドア系です。ライブドアグループ企業の中には真っ当な会社もたくさんあるだろうし、ライブドア系という事であらぬ疑いをかけられたりすることもあると思う。そういう勘違いや思いこみがあるにしてもやっぱり避けたくなるよね。
親会社はデジタルガレージで、子会社がたくさんあり業務範囲も結構広いのでとても分かりづらい。デジタルガレージには特に怪しい感じは無いけれど、どうしてもライブドアと同じ事業展開というのが怪しさを醸し出してしまいます。まあ、これは本当に言いがかりでしかないんだけどね。
投資事業で今までにたくさんの会社が上場されています。アルク、セルシス、ジャストプランニング、カカクコム、ダイキサウンド、ザイオン、DACなどですが、ほとんどの会社は「あれ?嫌だな」って思うところがあります。セントレック上場だったり、監査法人が危なかったり、いろいろです。
最後にGMOペイメントですが、決済サービス会社で唯一怪しさがありません。業績は順調で、財務も良い、見通しも明るいです。他社と違って顧客ベースがかなり広いのは重要な点だと思う。行政に食い込んでいっているのも見逃せない。
残念ながらバリュエーションはそれなりに高い。なぜか信用買残がずっと多いのは株価にはマイナスです。
決済サービス会社で見ていくならGMOペイメントゲートウェイで決まりだと思う。
2008年06月26日 | comment (0) | category: 日本株
2008年06月20日
調剤薬局の大型化と効率化
調剤薬局の株が安いです。3341日本調剤、4775総合メディカル、9627アインファーマシーズ、どれも割安です。今のマーケットには超割安株がゴロゴロしているので、そういった銘柄に比べると割安さは目立たないけれど、世の中の流れを考えれば仕込み時なのではないかと思うのです。
まあ、調剤薬局はずっと割安気味なので、これが正当なマーケットの評価かもしれないという可能性もあります。
一番の嫌われているのは、医療費削減に伴って薬価と報酬点数がドンドン下がることだと思う。流れとしては、門前薬局の点数がより多く下げられている。実際には、特定の医療機関の処方箋の割合が多い薬局、ということなんだけれど、それは門前薬局とほぼイコールです。
薬剤師の不足とか出店競争の激化とか、そういうも問題もある。
けれども、もっと全体としての世の中のうねりは調剤薬局にとってプラスだと思うんです。
だって普通に考えてみて、小さな調剤薬局の数は多すぎる。数十年前には近所にたくさん小さなスーパーがあったのと同じ状況だよね。近所の小さな耳鼻科の前に小さな調剤薬局があって、その薬局はその耳鼻科からの処方箋だけで成り立っていて、それでも従業員はびっくりするぐらいいるんです。
確かに、法律で薬剤師一人が一日に扱うことができる処方箋の数は決められている。だから、たくさん人がいてもそれが最低必要な人数なのだし、薬局が勝手に薬剤師を減らすことは出来ないのです。
だけど、小さなクリニックの前に一つずつ調剤薬局があるのはどうなのか、常識的に考えるべきだと思うのです。小さなクリニックの前に一つ、というのが言い過ぎだとしても、ちょっとした病院の前に一つでも同じことだよね。
クリニックの前にある調剤薬局の経営は成り立たないところまで医療は削減されるんじゃないだろうか。ちょっとした病院の前の調剤薬局もダメなんじゃないか。大きな総合病院ぐらいはなんとか大丈夫かもしれない。最後は、アメリカ式に病院の前に調剤薬局なんて非効率は無くなるんじゃないか。
調剤薬局の規模は大きくなるはずです。そして効率化されるはずです。個人でやってるような小さな調剤薬局は生き残れず、規模と効率を高くできる大手がもっと大きくなるという結論だと思う。
2008年06月20日 | comment (0) | category: 投資の視点
2008年05月23日
いま心配しないといけないのは・・・
2008年3月期の本決算が出そろいました。今期の企業見通しをざっくり言えば、ちょっと増収でそれなりに減益、という予想になっている。
理由付けは簡単で、先進国は減速だけど新興国が強いから増益なんだけれど、原油なんかの資源が高くて円も高いから減益、という流れです。特に製造業ではどの企業も申し合わせたみたいにこの見通しなんです。
そういう見通しにせざるを得ないと思う。
もう少しだけ各社の見通しを分解してみると、2通りの考え方がある。一つは前期も後期も資源・円高というもの、もう一つは前期は資源・円高だけど、後期からは緩和していくというもの。前者の場合、中間予想・通期予想共に同じような増収減益幅なんだけれど、後者の場合は通期予想の方が中間予想より減益幅が小さくなっているんです。
いずれにせよ、資源高・円高が問題だけど、投資家が本当に心配しないとダメなのは資源高・円高なんだろうか?
原油はどこまでも上がり続けるのだろうか?
円高はどこまでも続くのだろか?
穀物は永遠に高くなっていくのだろうか?
投資家が心配しないといけないのは、資源の急上昇がとまって安定や下落した時、円安傾向に流れだしたときに、ぐっと業績が上方修正されてしまう企業に投資できていないことなんだと思うんです。
これはもちろんBRICs株でも同じで、資源高が終わるときにぐんぐん上がっていく株に投資できていないことを今は心配しないといけないんじゃないですか?
2008年05月23日 | comment (0) | category: 投資の視点

