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2008年08月31日

最後にトウモロコシを料理してみる

10年や20年という長期スパンは別として、コモディティの価格はとりあえずピークを打ちました。


赤:小麦 黄:トウモロコシ 青:原油 オレンジ:金

小麦が一足先にピークアウトし続いてコーンと原油、それから以外と暴騰しなかった金という順番です。

先物をやってないと投資できないような気がするかもしれないけれど、株価として反応する銘柄は結構あります。

農産物の流れをざっくり分けると、生産者→穀物商社→食品原料メーカー→食品会社→卸・小売り→消費者、になります。

ここまでのコモディティ高では上流に近い人ほど儲かっていました。生産者である農家はウハウハだったし、それを相手に商売する肥料メーカー(PotashやMosaicなど)や農業機械メーカー(DeereやCNH Global)の儲けもすごかった。穀物商社(BungeやArcher-Daniels-Midland)もずいぶん好業績でした。

上流ほどコモディティ価格の上昇の影響をもろに享受できるからですね。

逆に、それと同じだけ値上げができない下流に近い人ほどマージンが圧迫されました。スーパーに買物に行けば、毎日毎日新しい値上げの発見があったよね。

じゃあコモディティ価格がピークアウトした今、どこに位置する人が恩恵を被るのか考えてみる必要があると思うんです。というか、今考えていたんでは遅いんだけどね。

例えば小麦メーカーを見てみれば、小麦価格の下落がはっきりした頃からぐんぐん値を上げてきています。


日清製粉の1年チャート

同様に小麦を使う企業の製パン会社も上昇です。


山崎パンの1年チャート

これは小麦に限ったことではなくて、大豆を使う油メーカー(日清オイリオなど)でも同じです。

原油に関してはほぼ全てのメーカーが原油価格の影響を受け、一口で言うのは無理があるけれど、例えば原油を大量に必要とする製紙メーカー(王子製紙など)はずいぶん値を飛ばしています。

最後に、コーンなんだけれど、今からであればここにチャンスがあるのではないかと思う。例えば、コーンの大きな需要先は飼料業界だけれど、飼料銘柄は驚くほど上がっていません。


日本農産工業1年チャート

6月に他の銘柄同様、いったんは上昇し始めたけれど、その後の下方修正で株価はずいぶん下げました。5月にピークアウトするかに見えたトウモロコシ価格が6月に入って急騰したのも急落の原因の一つだと思う。これは農産工だけでなく、協同飼料とか中部飼料でも同様です。

ここがコーンでは絶好の飼い葉ではないかと思うのです。

コーン価格の上昇に追いついていない飼料価格の値上げは、いずれは浸透します。業績の重しになっている安定基金への拠出金も落ち着くはずです。他の食物と同じで、需要がガクンと落ち込むこともない。(前年度は確か総需要が少し減るという、あまり見られない減少があったと記憶していますが。)

結局、業績は改善するし、カタリストあるし、小麦、大豆、そしてコーンという循環の面からも期待できる。飼料って言うなんだかつまらない聞こえを補っても余る期待だと思うのです。

小麦と大豆を料理できなかった人は、最後にトウモロコシのレシピを考えてみる価値はあると思う。以外とおいしいかもね。

2008年08月31日 12:28 | category: 投資の視点

コメント

璞瑣 鞳 礪 42

comment by 璞瑣 礪 ,326 : 2009年09月19日 02:19